山奥暮らし 過去編7 – 山奥小屋暮らし 三章

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山奥暮らし 過去編7

投稿日:2019年7月4日

寝泊まりする分には かなり安定してきたのですがそうなると自ずと次のステップに進むことになる

より快適な生活を送るための必要な設備

それはお風呂だ

今まではどうしていたのかといえば 体はぬれタオルで拭く程度

ただ私は頭がかゆいのが苦手なのでどうしても頭は洗いたい人種だ

しかし 冬の山奥で表で洗髪などもってのほか

そこで実践していたのは この前設置した流しを利用しての洗髪です

しかし 流し台での洗髪ってけっこうやりずらいのよね

この前 流しの足を足したことにより高くなって洗い物にはよいが洗髪には不向き

しかも実は 入植当時は私長髪だったのよね

後ろ髪で乳首が隠れるぐらい長かったのよ

そんな訳も有り 洗髪大変

やって出来ないことはないけど どうしても周りに飛沫とぶし出来ることなら周りに多少水が飛んでも問題ないものを作りたかったのよね

こんな山奥に暮らしていることもあり 雪に囲まれて 星空を拝みながら露天風呂に入ってみたいという夢がありました

そこでまずはじめに作ったのが 簡易的露天風呂の製作です

だたし まだ薪ストーブを導入していない私には風呂桶に貯めるような大量のお湯を沸かすのはちょいとキビシイ

携帯コンロではいったい何本のガス缶を使うことになるのだろう

そうなるとガスコンロは却下

選択肢は この前購入した toyotomi製の石油ストーブに頼るしかありません

だがこれにも限界はある そこで極力お湯の量を最小限に抑える形状の風呂桶を製作することになりました

一体 どのような形状が 一番お湯の量を少なくて体全体が浸かることが出来るのだろうか・・・

そう考えたときに一般家庭になるような体育座りのような体位で浸かるのは無駄なスペースが多すぎる

そうなると寝そべった状態が高さもそれほど必要としないので良いのではないか?

寝そべるなら 水深が25cm程度でなんとかなるから風呂桶の高さは30cmも見ておけばよいだろう

ってことは深さ30cmの人が縦に入る四角い箱を作ればよいのだな

いや待てよ・・・

四角のままだと肩の上に無駄なスペースが出来るな

ここは斜めにしてなるべく無駄スペースを失くそう

そうなると 足の方もすこし無駄がでるな

人間どうしても肩幅や腕のある方が広くて つま先にいくほど狭くなるからな!

こちらも徐々に狭くなるように斜めに加工しておこう

このまえ購入した 発電機と丸ノコが大活躍です

そしてついにソレは完成いたしました

これ どこからどう見てもドラキュラが入ってる棺桶やんけ・・・

人間の体に合わせて無駄なスペースをなくして箱をつくると最終的にこの形状に行きつくらしい

まぁ気にすることはないさ・・・

そうそう お湯が冷めずらいように上にフタも載せないとね

顔が出る部分だけのこして蓋をつくりました

どう考えても怪しさバツグンですが 冬の夜空を眺めながら露天風呂 とテンションが上がていた私にはその異様さを無理やり脳みその奥へ閉じ込めて思考を放棄するとこで疑問を抱かない すばらしい思考回路を構築することが出来ました まぁ なんて素敵な風呂桶なんざましょw

もう今すぐにでも これで風呂にはいりたくてウキウキですが まだ明るいので夜空のみえる時間まで待たねばなりませんでした

そして日が落ち夜になり ついにこの時がきたのです

室内では石油ストーブの上にドリフで最後に降ってくるようなデカイタライを乗せてお湯を沸かせていました

冷めてもいい様に 少し熱めにしておく

それを二回に分けて棺桶

風呂桶にお湯を入れていく

もちろん棺桶

風呂桶は露天なので 表です

小屋で服を脱ぎ棄て いざ 棺桶へ!!

まっぱで 冬の夜の山奥は恐ろしいほど寒い!

だがそれも お湯の入った棺桶に入るまでの辛抱です

さっそく片足を棺桶に突っ込む

ん? なんかにたような慣用句があったきがしましたが気にしない

熱めにしておいたので入るには気合が要りましたが肩まで浸かって慣れてしまえばとても気持ちいい! なるべく熱をもっていかれないように顔だけだして

上にはフタをしてしまう

完全に寝そべった状態なので 目の前には 満天の夜空が広がっていました

あー・・・・ 幸せだ・・・

死んでもいいわ・・・

月が綺麗ですね・・・」ってか

なんて思っていたのも 入って3分ぐらい

なんか知らんが急速にお湯の温度が冷めていく

いかにフタをしているとはいえ 断熱の施していない厚さ12mmの板だけの棺桶では周りからガンガン放熱して熱を奪っていくのです

ちなみにですが継ぎ目とかはちゃんとコーキングで目地詰めしてあるのでお湯が漏れることはありませんでした

しかし 今 そんなことは問題ではない!

まだ体があったまっていないのにも関わらず どんどんぬるくなっていくーーーぅ!!!

このままでは マジで 死んでしまう

何が 月が綺麗ですね( ´_ゝ`)      だ!!

寝言は寝て言え! いやこのまま寝てしまうと風呂桶が本物の棺桶の役割を担ってしまう!!

一度 お湯を追加で沸かそうかとおもいフタを開けて上半身を起こしてみたのだけど 体から湯気があがり気化熱で体温がもってかれ即座に体をお湯につかり直してフタを閉めた

これは アカン・・・ とてもじゃないがお湯を沸かしに行く時間的余裕もないしそもそも寒くて出られん・・・

こうして考えている間にも 刻一刻とお湯はさめていく・・・

タイムリミット付きの詰んだ状態だ・・・

冬の山奥で 棺桶から顔だけ出した状態で 万策つきたーーー!

と叫ぶ声がこだました

結局 私はその後 どうし

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執筆者:


  1. すず より:

    \(^-^)/
    密かに毎日きていて…このまま終わりかと思ってがっかりしてたところでした。
    楽しみに訪ねます。

  2. kimi より:

    ブログ再開、ありがとう!

    私もこの過去編が大好きで、楽しみに読んでいました。
    開拓のダイナミックさ、試行錯誤の記録、失敗談も含め、イマジネーションが刺激されます。

    また、思い出したら、徒然に綴ってくださいね。

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暇を持て余しているので神々の遊びごっこをしている低級キツネ 普段何をしているのかは日記を読めばいいじゃない

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