炭焼き 二回目 – 山奥小屋暮らし 三章

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炭焼き 二回目

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今日は 人生二回目となる炭焼きをしていく

前回ので大体の感じは掴めた気がするので もう少し量を増やしたいところだ

そこで秘密兵器の登場

基本系は前回と一緒なんだけど オプションとしてペール缶も使っていきたい

うちにはペール缶が3個ほどある 内二つはこいつらだ

下のは底がないし 上のは脇に穴が開いている 三つ目は何も細工してない普通のものだ

ペール缶のなかで墨を作るときには 吸気の穴が欲しいので この上にのっている脇に穴開きの物を使うことにした

取り外してみると穴がススで詰まり気味なので そこらの細い枝でグリグリしてススを取り除いておく 本当は底に穴を開けたいのだが そうすると今度はエントツに戻した時に てっぺんに穴が開くことになり 役立たずになるのでこの脇だけで我慢する

脇空き君に目いっぱい薪を詰め込んでいく なるべく隙間が無い方が良いらしい

太さもある程度均一のもので実が詰まっている硬いものを選んだ

それからフタも用意しとく これはツリーハウスの一斗缶ストーブのメガネ石の替わりに使われていたものだ 最近記事で書いたので覚えている人もいるかもしれないね ペール缶は3個あるのだがフタはこれ一個しかないので この前ケイカルボードで新メガネ石を作ったことによりこれをフリーに出来たので第二段の炭焼きをしようと思ったのだ やっとフタを開放できた

そんでメインのストーブも用意しておく 今回は風呂は沸かさず開幕から炭焼きメインでじっくりしあげていくつもりだ

ペール缶を乗せる部分だけ薪ストーブのフタを外しておくもう一個はずすと中に入ってしまうのでこれが限界か

ペール缶を乗せることでフタのかわりになるので普段のストーブのように燃やせばエントツから排気がでていくことだろう

まずは ある程度火力を安定させねばならないので薪ストーブにはめいっぱい詰め込まない

全体に火がついたらがっつり詰め込むのだ

底からの熱でペール缶からも煙が立ち上がるようになってきた

まだ燻っているかんじで火は着いてないようす

上のエントツと下のペール缶と二段で煙がでててちょいと不思議

まるで階段のようだ

どうやら炉内が安定してきたようなので この段階で入るだけ薪を詰め込んだ

この新しく入れたものが炭になったタイミングで取り出す予定

ストーブの手前が空いているのでそこで 花炭にチャレンジしてみることにする

上のが百合のタネで下がトチノ実だ トチノミは栗みたいな感じなのでサルカニ合戦のようにはじけると危ないから事前に小さいドリルで穴をあけておいた

火にくべるときは このような密閉されたものには注意が必要だ 竹の節とかね

それらをアルミ箔につつんでストーブにのせておく

酸素を与えずに燃やすことで燃え尽きずに炭になる

らしい・・・

おっと どうやら ストーブの中はほとんど炭になったようだ 一部まだ芯がのこっているものが有ったがそいつは脇にどけておいてこいつらを取り出すことにする

この炭は芯がまだのこっていてダメなやつ こいつらに合わせると今いい感じで炭になっている奴らがどんどん灰になってしまうので8割が炭の時点で取り出す

炭になって煙の出ないのをより分け どこにも穴の開いてないペール缶に全て移して酸素の供給をシャットアウト 消壺のデカイバージョンだ

まぁ30分もすれば完全に消えることだろう

今の内に 芯の残っていた薪をストーブに戻してこいつを火種にして新しい薪を

また下の薪ストーブに詰め込んでいく 上にのせたペール缶はまだまだ全然炭になる気配がない ペール缶のが完全に炭化するまで 何回でも下で炭をつくっていくよ

下の入れ替えがおわったので暇をみて 花炭のようすを見たのだが ユリは燃えてしまって失敗だ 薄っぺらいものはどうしても脆いからなかなか難しい

ボックリとかはまだ半焼けなので引き続き焼いていく

上にのせただけではペール缶の火力が全然足りてないので フタをもう一回りはずしてストーブの中にハメこみ温度を上げる作戦に切り替えた

先にペール缶を差し込んでしまうと薪を詰めるスペースがなくなってしまうが詰めたあとから上に乗せる分には問題ないようなのでスポっと収めることにした

これなら大分 効果が高くなるだろう

さらに ツリーハウスの一斗缶ストーブから短いエントツはずしてきて穴にぶっさしてやった これによりさらに効果アップするはずだ

なんだかんだしている内に 第一弾の炭が冷えたようなので ペール缶からバケツに移し替えておく どうやらストーブ内部の一回でこれぐらいの炭ができるようだ

芯の残りは戻したので本来はもう少し増えるとおもうけどね

他の花炭も 燃え尽きるまえに取り出したのだが 結果はいまいちw

なかなか難しいもんだね

とりあえず適当な容器にいれて 保管しておく 湿気取りに活用できればよいな

しっかしペール缶の中 なかなか全部 炭化しないな・・・

底や中心部は良いのだが 外側に配置した奴らが さっぱり燃えてない

外気に触れているせいであまり温度があがらないようだ 仕方ないので崩れて減ってきたスペースが開いたので 外側のを内に寄せておくことにした

しかし ゆっくり燃えているせいか けっこう形がのこったまま炭になっているものもあった このように外に出して火が燃え上がってなくても煙がでないければ内部まで炭になっている証拠

結局 ペール缶のが完全に炭化するまでに 下のストーブは6回入れ替えするぐらい時間が掛かった トータルで5~6時間ぐらい燃やしていたかもしれない

朝からやっててけっこう疲れた・・・

そういえば 本場の炭焼き職人を募集している記事を見たんだけど かなり過酷そうね・・・

2日間ぐらい寝ずの番をせねばいかんとか

https://www.sibire.co.jp/recruit-event/45902

炭焼き職人求む!

この記事なんだけど 今は職人さんがすんごい減ってきてしまっているんだってね

最後にだれかのコメントが書いてあったんだけど 最低でも1年はタダ働きで 独り立ちしても 施設を整えるのにそうとうの金がかかるとか本当か嘘かわからんコメあったんだけど

よく読んでみると本当なのね・・・

窯とか 作るのに500万円ぐらいは設備投資しないとアカンとか 最低1年はタダ働きとか そらこんなんやろうと思う人おらんわw

どう考えても 職人が増える要素が全くない 衰退するわけだねぇ

林業関係は この時代かなり厳しいのかもしれない

まぁ その辺の話しはさておき 炭が完成いたしましたぁ!

下のストーブ6回分でこれだけの量を確保! 炭になると大体入れた薪の量の1/3

になって出てくるヨ 小麦の粉ひきみたいに 減ってでてくるから忌み嫌われるやもしれん とおもったが 小麦粉は持っていった量よりも渡される量がへっているからだが薪にかんしては 原木持ち込むわかじゃないから関係ないかw

ペール缶の方も 敷き詰めていれたのに こんなに減ってしまうのよ

まだ火がついているので けさねばならん

この缶は下の脇に穴あいとるから そこは土に埋めつつフタをして酸素を完全に断ち切る 前回のも合わせることでペール缶2個分の炭を自分で作ることが出来た 自分でつくってみると解かるがかなり手間がかかるな・・・

そんで量も減るし それ考えたら 薪の3倍の値段がしてもなんらおかしくはない

おかげでメインの薪棚もかなり減ってきた・・・ もしかしたら今シーズンでここを使い切ることがあるやもしれん

まぁおかげさまで かなりの炭を確保することができた 現在もちょこちょこ火鉢を活用しているのだが あれだけあればかなり使うことができるだろう

自分で作った炭を 自分でつくった火鉢で楽しむ

けっこう贅沢な生き方かもしれないなぁ

どんどん 時代を遡った生活になっているようなきがするゾw

私は ただ小屋で暮らしたいわけではないのだ このような自然と向き合ったような楽しみ方をしたいのかもしれない

同じ 小屋で暮らすにしても きっと街中ででは 息苦しくて破綻してしまうかもしれない こんな自由に生きられないだろう

これで梅雨の肌寒い時期も 火鉢で炭熾して まったり過ごしていきましょうね


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