にわとりのヒナを拾った – 山奥小屋暮らし 三章

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にわとりのヒナを拾った

投稿日:2020年6月9日

ある日 散歩をしていると草むらの足元に なにやらモゾモゾ動く物体を発見

最初は なんなのか解りませんでしたが ズームしてみると小さいヒナではありませんか!

多分ですが鶏のヒナでしょう つまり ひよこ というやつです

このままでは死が確実そうなので その鶏のヒナを保護することにしました

色々とハゲちらかしとる!

ここらはまだ 寒い日も多いから こんなハゲちらかした状態ではすぐに体温うばわれてうっかりぽっくりであの世いきだ

幸い ありんことかにもたかわれておらず 食事をするだけの元気はあるみたいで口を上に向けてパクパクやっているので 何かの時用に買ってあったネコのカリカリがあったので砕いて与える

ある程度食べて 満腹になったのか 私の手のひらの体温で温かいのかスヤスヤ眠りはじめた

しかし このままでは私が大変なので適当な容器に鼻紙を詰めてそこに突っ込んでおく

たしか 源内を育てたときにも ヒナの快適温度調べたよなぁ

生後四日目ぐらいは33~37度ぐらいだったかな?

外気温度はまだ寒いので ペットボトルにお湯を詰めて湯たんぽ状態にして

ダウンジャケットで包んで一緒にしておく

寝るときも 寝室のここにダウンと湯たんぽ体制で体温が下がらないように注意だ

エサは二時間置きぐらいで細目に与える

基本は砕いたカリカリだが 玄関に数匹 カマドウマの子供がいたので捕まえておいて

細切れにして偶に与える

何匹がつかまえ タッパーで保管 そのうちに捕まえすぎて 小屋からドウマがキエタ

おっさんが 無職で良かったな! 働いていたらこんなに献身的にお世話できんゾ

あかげさまで スクスク育っておる まだハゲちらかしておるが大分マシになってきた

まだ目は開かない 頭の上で私がチュピチュピすると あんぐり口を開けて

エサをクレクレと騒がしい

からなずエサを与えたときに ケツをもちあげて フンをする

その時以外 ほとんどフンをした形跡もないので どうやら そういうプログラムを組まれているらしい

上から入ったときに下から出す

シンプルでいい プログラムね

最初は この容器を使って育てていたのだが 最近体が大きくなってきて入らなくなってきた しかたないので750mlのペットボトルの底を切って使うようにした

今日も元気いっぱいだ  

 

虫などは もう分解しないでも 頭からつっこんでやれば 口と同サイズぐらいのカマドウマでも一飲みにしてしまう 

拾ってから10日ぐらい経っただろうか・・・

体全体に羽が生えもはやハゲ散らかしているとは言えないほど立派になった 

ちょっと変わった形の にわとり

頭をなでると 小さく ぴぃぴぃ 言って 目をつむり 気持ちよさそうに眠る

今後はどうなるか解らんが JOJOに表に出して 自分で虫を捕れるように指導しることにしよう

その際 どこかに飛び立ってしまったら そのまま見送ることにする

野生の にわとりにもどって 好きに暮らすがよかろう

ちゃんと生きていけるかは解らんが きっと 放置していたらそのままあの冷たい草むらで死んでいいただろう

少し前の話しなので 今はもういない

不思議な形の鶏はもう旅立っていった

もしかしたら案外近くにいるのかもしれないし 遠くへいったのかもしれない

3週間ほどの間だったが なかなか楽しい時間をすごせた

そのうちにツリーハウスでコーヒーを飲みながら本を読んでいるときにでも

テラスの手すりにでも遊びにきてくれても構わないのだよ

なんせ このツリーカフェには 人間以外のお客さんのほうが圧倒的に多いのだから

コーヒーは飲まないだろうから 雑穀ぐらいならごちそうしてあげるよ


著: 狐と、はぐれ鶏の不思議な時間 


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執筆者:

暇を持て余しているので神々の遊びごっこをしている低級キツネ 普段何をしているのかは日記を読めばいいじゃない

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