久しぶりですっかり忘れていた – 山奥小屋暮らし 三章

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久しぶりですっかり忘れていた

投稿日:2019年12月15日

いかに毎年同じことを繰り返していてもその季節で初めてのことは頭から抜けてしまうものなのである

最近は積もりはしないものの雪も降るし朝表へ出ればバケツにも氷が張るようになってきた

数日前には白い虫がやたらと飛んでいた いわゆる雪虫といわれるアイツらだ

この虫どもを観たのはここに移住してきてから それまでは一度も観たことがなかった

やはり寒い地方独特の虫なのであろうか?

気になったので調べてみたらアイツ等 アブラムシの仲間みたいなもんなのね

その辺に飛んでるやつらを捕まえて良く観察してみたんだけど無茶苦茶貧弱で捕まえたと思って手を開けてみたらすでに死んでいた

一匹目は目標がズレてすりつぶしてしまったのだがさっきまで白かったのに手のひらにはほとんど白いものがなくてどこに消えた!? もしかして妖精さんだったのか?と思ったのだが後で調べて分かったんだけどあの白いのってアブラムシの油が変化したものなんだってね

わたアメを水場で洗ってしまったアライグマみたいに消えて不思議におもったがどうやら綿のように固形化していた油が私の手の体温で溶けて透明になってしまったみたい

さらにあいつら熱に弱くてその人間の体温程度でも衰弱したり死んでしまうんだとか

へーそうなのかーと言うのは調べて後で知ったのだけど手を洗う為に流しでタンクの水を流したら水が抜けていかず流しに溜まってしまった

しまった! もうそんな時期になっていたのか

そうです 我が家(小屋)の流しは排水の管が脱腸みたいに小屋がら飛び出た所でS字になっているので水が凍るような気温になるとそこに溜まっていた水が夜中のうちに凍結してしまうのです

それが慣れていれば毎朝 寝室にあったお湯を使いそれを真っ先に流して溶かしてから冷たい水を使うのですが季節の一発目はどうしてもそのように詰まり水が溜まってからでないと認識すうることが出来ずそうなってしまう

こいつは開幕が大事でそれを忘れ一度冷たい水を流してしまうともう追いお湯を差しても奥まで熱が届かず昼の気温が上がってくるまではずっと水が抜けない状態に 

脱腸部分は小屋の裏で年中日陰のため最悪ずっと抜けない場合もある そうなると小屋の裏に回り込み お湯掛けて~♪ お湯掛けて~♪ お湯掛けてぇ~ っ雪国ぃ~~♪ と口ずさみながら熱々の鍋をもってそれを管にかけて溶かす作業をせねばならんのです

一般的ではないかもしれませんがこれが我が家の冬の風物詩

ここで一句読みたいぐらいですがいいのが思い浮かばないのでやめておきます

冬の朝 脱腸凍り お湯掛ける 

詠むんかーーい!!

しかもなんと程度の低いことかw

しかし今日学習したので今季はこれから毎朝は開幕に熱いお湯を流し込んで開通させておくことをここに宣言します!

こんなことでも冬を実感する我が暮らし


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